新型コロナウイルス感染症治療薬 | Medicines to treat COVID-19

新型コロナウイルス感染症の抗ウイルス薬は、重症化リスク因子を有する感染者の治療に役立ちます。

抗ウイルス薬の服用

新型コロナウイルス感染症の抗ウイルス薬は、陽性者又は家庭内濃厚接触者を対象に配布されます。

対象者は発症後5日以内に必ず服用を開始してください。

発症初期からの服用による入院・死亡率の低下が実証されています。

抗ウイルス薬は対象者に無償配布されます。対象者は、かかりつけの医療関係者から処方箋を入手できるほか、一部の薬局では処方箋がなくても治療薬を提供しています。

感染者には自主隔離が義務付けられているため、ご家族やお友だちに頼んで抗ウイルス薬を取りに行ってもらうなどの手段をあらかじめ考えておきましょう。薬局によっては抗ウイルス薬の宅配を行っています。

自主隔離について

抗ウイルス薬の配布対象者

新型コロナウイルス感染症の抗ウイルス薬は、重症化リスク因子を有する感染者の治療に使用されます。

注:対象者の条件を満たしても、抗ウイルス薬による治療が適さないケースもあります。対象者に該当するかどうか、あるいは治療が適切かどうかはかかりつけの一般医か薬局にご確認ください。 

抗ウイルス薬による治療の対象者:

  • 有症状の陽性者
  • 有症状の家庭内接触者

以上の対象者の中で次のいずれかの重症化リスク因子を有する方:

  • 重度の免疫抑制疾患
  • ダウン症
  • 鎌状赤血球病
  • 過去に新型コロナウイルス感染症が原因で集中治療を受けたことがあり、改めて陽性が確認された
  • 65歳以上の方 
  • 50歳以上のマオリ系又は太平洋諸島系の方 
  • 初回接種 (1回目・2回目接種) をすべて受けていない50歳以上の方
  • 高リスクの基礎疾患 (external link)が3つ以上ある方

現時点で提供されている新型コロナウイルス感染症治療薬

対象者に投与されている抗ウイルス薬3種:

  • ニルマトレルビル / リトナビル (販売名:パキロビッド)
  • モルヌピラビル (販売名:ラゲブリオ)
  • レムデシビル点滴静注用 (販売名:ベクルリー)

パキロビッド

パキロビッドはニルマトレルビル錠とリトナビル錠から成り、この2錠を同時に服用することで体内のウイルス量を下げる効果があります。服用期間は5日間です。

パキロビッドの安全性に影響を及ぼす可能性があるため、基礎疾患や服用薬のほか、使用中の生薬・サプリメントに関しても、必ずかかりつけの医師や薬剤師にお知らせください。

万一の場合に備えてパキロビッドの処方箋を事前に受け取っている方でも、実際に錠剤を入手するには直前の診断が必要です。パキロビッドの用法・服用前の注意点・副作用などに関する情報はHealth Navigator (ヘルス・ナビゲーター) をご覧ください。

パキロビッドの服用直後に新型コロナウイルス感染症の症状がぶり返す可能性があります。詳しくは、以下の説明をご覧ください。

パキロビッドの詳細 | Health Navigator (external link)

モルヌピラビル

モルヌピラビルカプセル (ラゲブリオ) には、体内のウイルス量を下げる効果があります。服用期間は5日間です。

モルヌピラビルの用法・服用前の注意点・副作用などに関する情報はHealth Navigatorをご覧ください。

モルヌピラビルの詳細 – Health Navigator (external link)

レムデシビル点滴静注用 

レムデシビル点滴静注用 (ベクルリー) には、体内のウイルス量を下げる効果があります。投与は1日1回、3日間です。1回の点滴静注に30分から2時間かかるため、病院内での投与が一般的ですが、農村部などでは地域の医療サービスで実施することもあります。

レムデシビル点滴静注用の投与の時期、副作用などに関する情報はHealth Navigatorをご覧ください。

レムデシビル点滴静注用の詳細 | Health Navigator (external link)

新型コロナ感染検査で陽性が判明したら…

かかりつけの一般医から処方箋を入手する場合

対象条件を満たしていると思われる方は、ご自分に適した新型コロナウイルス感染症治療薬の処方箋を入手できるよう、かかりつけの一般医に電話でご相談ください。年齢・人種・健康状態・ワクチン接種履歴などを考慮して判断されます。

直接、薬局から治療薬を入手する場合

対象条件を満たしていると思われる方は、かかりつけの一般医からの処方箋がなくても、地域の薬局から新型コロナウイルス感染症治療薬を入手できる場合があります。この入手手段が適切かどうかは、お近くの薬局にお電話でご相談ください。治療薬をお渡しする前に薬剤師が臨床診断を行います。

抗ウイルス薬を提供する薬局はHealthpoint (external link)でご確認ください。

処方箋が必要な薬局 (external link): 

処方箋がいらない薬局 (external link)

事前の処方箋発行

新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高い方は、万一の場合に備えて、かかりつけの一般医からあらかじめ処方箋を準備してもらうことができます。この場合、体調が悪化した時点で、すぐに薬局へ処方箋を提出できます。陽性判定後に有症状になった場合、ご家族やお友だちに頼んで、あるいは別の方法 (薬局からの宅配など) で治療薬を入手できるようにしてください。

事前に処方箋を準備しておくことが適切かどうかは、かかりつけの医師をはじめとする医療関係者にご相談ください。海外旅行中の感染に備えて処方箋を入手することはできません。

治療終了後のぶり返し

パキロビッドによる治療の終了後に症状がぶり返すことは「パキロビッドのリバウンド」として知られています。

但し、重症化することは稀で3日ほど続く軽症が一般的です。

抗ウイルス薬による治療の有無にかかわらず、新型コロナウイルス感染症の療養中に症状がぶり返すことはよくあります。

次の両方に該当する方は、症状軽快後24時間以内は自宅待機してください。

  • パキロビッド服用 (全5日) の終了後に症状がぶり返した
  • 発症日又は陽性判定日から28日以内

上記の期間内に症状がぶり返しても、改めてパキロビッドを服用する必要はありません。

新型コロナウイルス感染症の再感染について (external link)

基礎疾患がある方や症状の悪化が見られる方は、Healthline (0800 358 5453) 又はかかりつけの医療関係者にお電話でご相談ください。

Last updated: at